B5サイズのプリントをB5ノートにはさむとなぜはみ出すのか?

昨日に続いて、YouTube動画を投稿しました。2日続けて最近考えて撮影したものを投稿できたのは、これが初めてです。いつもは数週間前に撮影を終えていて、編集の時間がなかなかとれなくて、これ以上遅くなるとなんで撮影したか忘れてしまう、というギリギリまで追い詰められてから、ようやく編集を始める、って感じでした。

もしかしたら僕のクリエイターノートことFilofaxのWinchesterが、いいペースメーカー的な存在になっているのかもしれません。

動画の後半に、なつかしい無印良品の「整うノート」から,B5サイズのコピー用紙がはみ出すシーンがあったと思います。これ、ツイストノートを買った3年ぐらい前にいろいろ調べたので、僕はなぜ同じB5サイズなのに、B5ノートはB5プリントよりも小さいのか、という謎の答えは知っていました。

今回の動画の趣旨とは違うので、このブログのほうで答えを述べても「ネタバレ」ということにはならないと思うので簡単に説明します。

用紙には大きく分けて2つの規格があって、1つはJIS(日本工業規格)と、もうひとはISO(国際標準化機構)です。コピー用紙のサイズにはA版とB版があるのはご存知の人も多いと思います。このうちA5やA4のようなA版は日本も世界も同じ大きさなのですが、B版に関してはサイズが微妙に違っていて、JISのB5のほうが少し縦も横も大きくなっています。

ちなみにJISのB5は182 × 257mm、ISOのB5は176 × 250 mmです。日本ではJIS規格のB5が一般的なために、ISOのB5はセミB5とも呼ばれます。

動画に登場する2つのバインダー式ノートは、このISOとJISという別々の規格に準拠しているために、微妙にサイズが異なるだけでなく、リング穴の数や間隔まで違います。

左側のシルバーのものはLIHIT LABのツイストリングノートのHIRAKUNOです。こちらは国際規格のISOに準拠しているために、セミB5サイズでリング穴の数が29個と多く,リング穴同士の間隔がせまくなっています。

右側のクラフト紙のものは無印良品のリフィルノートのB5サイズです。こちらは日本独自のJIS規格に準拠しており、リング穴の数は26個で、リング穴の間隔は長めになっています。

なので、似ているけどお互いのリフィルは交換して使えない、というちょっとややこしいことになっているわけですね。もともと日本では、綴じノートやリングノートではISOつまりセミB5が圧倒的に多く、ルーズリーフやコピー用紙などはJISつまりB5が圧倒的に多いということで、もともと2つスタンダードがあるのが原因なようです。

ツイストノートはどちらかというと「リングが開くリングノート」をイメージして作られたものなのでISO準拠なのだと思います。いっぽうで無印良品のリフィルノートは、他のルーズリーフとの互換性を重視してJIS準拠、ということになると思います。

僕はもともとツイストノートを早く使い始めて、その使い心地が気に入っているせいか、ISOつまりセミB5のコンパクトさがどちらかというと好きです。ただ、今回はコピー用紙を使うことが多くなりそうなので、無印良品のリフィルノートをカスタマイズすることにした、というわけです。