僕の「超手帳」は手帳なのかノートなのか?

僕が無印良品リフィルノートB5サイズで実践している「超手帳」。リフィルノートは独特の特徴がいくつかありますが、基本的には26個のリング穴があるB5サイズのルーズリーフと同じものだと思います。なので、リフィルノートだから「超手帳」というわけでなく、リフィルノートを使って「超手帳」を実践しているといえます。

なので結論からいうと、手帳やノートのような物をさすというよりは、コンセプトというかメソッド(方法)というか、そういうものだと思っています。

そもそも「超手帳」のスタートはロルバーンミニです。特に2年前ぐらいからメモをデジタルに入力する機会が増えてきました。iPhoneのメモアプリやリマインダーに音声入力やフリック入力でメモをとったほうが、紙の手帳を取り出すよりも速い、と実感する場面が増えてきました。

ただ、iPhoneのメモアプリのファイルを何度も読み返して、そこに追加のメモをしていくことはできなくはないんですが、ちょっと自由度が低いというか、紙のメモ帳にぐじゃぐじゃっと書くような気軽な感じではないです。

iPadを使い始めてApple Pencilを使うと、紙のメモ帳に書く感覚に近づくことはできました。ただ、それでもやっぱり少し壁がありました。それはiPadの重さや大きさであったり、アプリを開く手間であったり、ちょっとしたことの積み重ねが壁になっていたと思います。

そこでメモアプリに入力した内容をモバイルプリンターのPhomemoを使って印刷してロルバーンミニに貼ると、メモアプリのファイルをそれぞれ開いて読む時よりも、より気軽に繰り返しみることを実感しました。これは僕がアナログのロルバーンミニを手帳として使い続けているから、というのも理由だとは思います。

デジタルで入力したもののうち、これは大切かな、もっと検討してみたいかな、と思うようなものは印刷して紙に出力する。そしてそこで何度も読み直す。意識して読みなおそうとしなくても、紙ならパラパラめくっているとメモの内容が、自然に目に入ってきます。そこから発想が広がったり深まったりするので、それを手書きのメモとして加える。

右のページに手書きで書くことは義務ではないです。僕のリフィルノートでは右ページにはまったく書いてないページもけっこうあります。そのうち書くかもしれませんけどね。

でも大切なのは左ページにデジタルから出力したメモがあって、それをみる機会が増えることです。そうすれば、その内容を覚えたりするかもしれないし、そこから新しいアイデアが生まれるかもしれません。

このやり方が、今の僕には一番合っているな、と思ったので、より汎用的なB5用紙やルーズリーフを使ってやっているのが、今の「超手帳」ということになります。

なおニュアンスとしては、僕の手帳術がすばらしいので「超」がついているわけではありません。なので手帳術が「超」なわけではけっしてありません。デジタルとアナログの垣根を越えたい、という気持ちが「超」なのかな、と最近は思っています。

無印良品リフィルノートで実践する超手帳のコスパは段違いにいいです!

無印良品リフィルノートを使い始めて2週間目に入りました。試行錯誤もありますが、順調に使っています。使っていてまず思うのはそのコスパが段違いにいい!ということです。

ロルバーンミニをずっと使い続けている僕が、それと並行するかたちで、どちらも比較的最近使い始めました。左がFilofaxのWinchester。こちらは僕の「クリエイターブック」としてブログや動画の作成のためのメモを書いています。そして右が無印良品のリフィルノートB5サイズ。僕が「超手帳」と呼ぶ、特にデジタルメモとの共存をめざした使い方をしているノートです。

やはり重厚感というか高級感があるのはいわゆる「システム手帳」のFilofaxですね。システム手帳は本格的なものはカバーが本革を使用しているものが多いので、文房具というよりも革小物的な魅力もありますね。一方、リフィルノートはとてもカジュアルでライトな感覚。実際に紙製のカバーなのでかなり軽いです。

ただ、コストパフォーマンスで考えると、リフィルノートが圧倒的にいいと思っています。Filofaxでは専用のリフィルを購入する必要がどうしてもあります。僕は上のLIFEの方眼リフィルを使っていて、これは100枚入りで600円ほどという、バイブルサイズのリフィルとしてはコスパがいいほうだと思います。

リフィルノートの場合は、中高生がよく使っているルーズリーフの用紙がそのまま使えます。これらはシステム手帳のリフィルに比べるとかなり安いです。そして僕の場合は、デジタル入力したメモをプリントアウトして使うことが多いために、市販のルーズリーフを使うことは少なくて、ほとんどがB5のコピー用紙を使うことになります。

B5のコピー用紙は500枚セットで、せいぜい400〜500円ぐらい、あるいはもっと安く変えたりします。なので本格的にリフィルノートを使えば使うほど、そのコスパの良さが際立ってきます。あと、リフィルノート本体も290円なので気軽に始めることができます。

もちろん僕のような使い方だとルーズリーフ専用の穴あけパンチが必要で、僕が文房具屋さんで見つけて買ったCARLのものは約2000円ほどだったと思います。この初期投資は必要にはなりますが、その後はB5用紙をいくらでもリフィル化できることを考えると、やはりコスパがいいと感じます。

実際に僕が使っているリフィルノートを見開きで撮影してみました。上や左のほうにインデックスの役割のフィルム付箋が何枚か貼ってあります。

これは好みの問題かもしれませんが、あえていえば社会人が使っているノートとしてはちょっとカジュアルすぎな雰囲気なのかな、と思います。Filofaxを使っているとビジネスマンっぽいですよね。どちらかというとリフィルノートは高校生や大学生が勉強に使っているような雰囲気です。

でも、こういうカジュアルで手軽なものから、いろいろな分野で結果を生み出せるとしたら、それはすごくクールでカッコいいことかもしれない、と思いながら使っています。