モバイルプリンターPhomemoを使ったiPhone &ロルバーン手帳術

前回に続いてデジタルとアナログの連携です。今回はモバイルプリンターPhomemoを使った僕の手帳術をご紹介します。

以前は8割以上のメモをロルバーンミニに手書きで書いていた僕ですが、ここ2年ほどは半分ぐらいのメモをiPhoneに入力しています。イラストや図を使ったまとまったメモはロルバーンミニへ、一時的なメモや断片的なメモはSiriの音声入力を使ってメモアプリに入力しています。マスクをしていて顔認証が使えずiPhoneがロック状態でも、Apple純正のメモアプリとリマインダーには入力が可能なのが便利で、この習慣がすっかり身につきました。

ただ、Siriにつぶやくごとに、こういうファイルが増えていき、紙のメモ帳ならパラパラめくって振り返りやすいのですが、デジタルだとタイトルをクリックして中を見るという作業がどうしてもおっくうになりがちです。

なのでさらに考えを広めたり深めたりしたいメモに関しては、モバイルプリンターのPhomemoを使って印刷してロルバーンミニのページに貼るようにしています。

メモアプリの内容をPhomemoの専用アプリにコピペすれば、かんたんに印刷ができます。字の大きさやフォントも選べます。

僕は2000年の12月に僕のYouTube動画にいただいたコメントのおかげでこの商品を知り、Amazonで購入しました。この記事の下のほうにAmazonへのリンクを掲載してあります。僕が購入したものと同じPhomemoへのリンクになりますが、それ以外にもいろいろなPhomemoのラインナップがあるようです。

パソコンも大きなプリンターも経由することなく、iPhoneから直接この小さなプリンターで印刷できるのはすごく便利です。感熱式で印刷するので専用紙が必要です。あまり大量に印刷するとコストが気になるところですが、上の写真のように少しずつ必要なだけ印刷するので、すぐに用紙を使い切ってしまうことはありません。

感熱タイプで気になるのは、文字が消えてしまうのでは? という心配ですが、2000年の12月に印刷したメモが、1年半以上経過した今でもしっかり読めるので、一般的な感熱紙よりは保存が良いと感じます。

紙が出てくるところにカッターがついているので、はさみで切る必要はないです。上のほうがどうしても少しだけ余白ができてしまうので、ここは僕はハサミで切るようにしています。

ロルバーンミニに貼るとこんな感じです。上のタイトルの部分には,フセンマーカーを貼っています。

「就寝直前の体幹トレーニング」について質問を受けたことがあったので、メリットやデメリットをまとめたものです。その後で、さらに思いついたり調べたりしたことを手書きで書き加えています。

このときにも図表やイラストを手書きで加えて、考えを深めていく、というやり方が僕には合っているようです。メモアプリに入力したままでそのままになっているメモの中には、次の僕の仕事や行動を改善するヒントがいろいろ隠れていたりします。

そういうメモをPhomemoでプリントアウトして、いったんアナログに出力してさらに発展させていく。もちろんこの作業を全部デジタルでやる人もいると思いますが、僕の場合は紙にいったん出力したほうが、読み返す機会も増えて、アイデアが広がる可能性が高くなるような気がします。

ロルバーンミニで使ってる付箋とマステのそれぞれの役割を紹介します

8月半ばまで使っていた黒の表紙のロルバーンミニを使い始めてから、僕のミニミニ手帳術2つの大きな変化がやってきました。1つ目は付箋の種類を増やしたこと、2つ目はマスキングテープを使ったメモ術を復活させたことです。

ということで今回は、僕がロルバーンミニで使っている付箋とマステの使い方や役割の違いについて紹介していきます。

一番最初のページにも貼っている2種類の小さな付箋は、上のほうがニチバンの「ポイントメモ 7.5mm×45mm」、下のほうがセリアで買った「角丸ふせん紙」です。どちらもToDoを書き出して、実行したら破棄するという使い方をしています。短めのToDoならポイントメモに、少し長い文のToDoならセリアのメモへ、という使い分けです。ニチバンの付箋を使う枚数が最も多いと思いますが、ちょっとした一時的なメモを書くのにも「角丸ふせん紙」を使うことがあって、それがたまたま保存しておきたいメモだと分かった場合は、テープのりで裏にのりを補強して、ロルバーンのページに貼ることもあります。

これもセリアで買った「インデックス型ふせん紙」です。上の部分の裏にはのりがなくて、ノートの隅に貼ってインデックスとしてはみ出させて使うことができます。僕の場合は、インデックスではなくて、忘備録的なメモを書くのに使っています。不要になれば破棄しますが、そのまま覚えておきたい場合は、ロルバーンの後ろのページに貼っています。裏ののりのついた面積がもともと多いので、そのまま貼っても剥がれて落ちにくいのが便利です。

インデックス型ふせん紙と少し立ち位置が似ているのが、マスキングテープです。かさばらないようにKOKUYOのボビン芯に巻いて、カッターに装着して使っています。これ、僕のYouTube動画でもご紹介しましたが、めっちゃ便利です。

マステも上のインデックス付箋紙と同様に忘れたくないことをメモしておくために使っていますが、こちらはロルバーンのメモのページに僕の手書きのメモといっしょに貼ることを前提にしています。なのでまわりのメモに関連する内容がマステには書いてあることが多いです。マステを使うことによってそれが色彩的にもアクセントになって、覚えたり後で探したりしやすくなる、というメリットがあるので、今回のロルバーンミニからは積極的に使うようになりました。

最後は、G.C.PRESSの付箋「空」と「ナナイロ」です。一般的なポストイットよりもひとまわり大きめで、ロルバーンミニのページに貼るのには最適なサイズだと思っています。贈り物に添えるカード的な使い方ができるもので、おしゃれで高級感もあります。紙質もとてもよくて書きやすいです。

当初は、ロルバーンのページに直接書くほどではない一時的なメモを書くために使っていましたが、最近はむしろ1つの明確なテーマがある場合で、しかも大切だと思うようなことをこの付箋に書く、という使い方に変化してきました。上の例では僕が自分のやっているサッカーのボランチというポジションに対して、どのくらい適性があるのを自分なりに分析しています。あえてこの付箋に書いて、ミニのページに貼って目立たせる、というような感じです。

付箋やマステを貼ることで、ノート全体がかなり分厚くなりましたが、とはいってもそもそも小さいので持ち運びには全く支障はないです。むしろそれぞれのページに個性を持たせることで、前に書いたメモを探しやすくなる、読み返していても色の効果もあってポジティブな気持ちになれる、といったメリットがあるような気がします。

僕のロルバーンミニ手帳の書き方が変化してきています

僕のロルバーンミニ手帳術は、最初の数ページのインデックスで分類した付箋やマステのページ以外はとてもシンプルで、思いついたことをテーマに分けずに順番に書いていく、という方法です。ただ、書き方は少しずつ変化してきているので、今回はそれを振り返ってみようと思います。

上の写真は僕が高校生のときに初めて使ったロルバーンミニに、実際に僕がメモしたページの一例です。左側にはサッカーでよく使う脚に関する英単語を図を使って書いていますす。右側もサッカーのことですが、左ページとは関係なく、部活ではセンターバックというポジションをやっていたので、そのための心構えを書いています。

でも次のページには英語の勉強で紛らわしい英単語を書き出したメモが書いてあったりします。というように、学校のいろいろな教科、部活、それ以外のことをすべて思いついた順に書くという、かなり「ゆるめの」手帳術を、この頃からやっていたのが、振り返ってみるとわかります。

これはおととし使っていたロルバーンミニのページの一部です。高校のころは1ページに1つのテーマを大胆に使うことが多かったですが、社会人になってからは、ロルバーンのページの表裏を無駄なく使いたい、という意識もあって、かなり小さな文字で詰め込んで書いているのが分かります。

1ページの中にバラバラなテーマのメモが混在しています。左ページには、上のほうに体幹トレーニングについて、下のほうにはロルバーンの修正テープのことが書いてあります。右ページには、上の方にダイソーのケースを使った整理術、下のほうにサッカー合宿についてのメモが書いてある、という感じです。

検索性を高めるために、テーマによってはフリクションライトの蛍光ペンでメモの左側に、縦にマークの線を書くというやり方をとっていたのはこの頃ですね。

なぜテーマに分けないのか、という理由は簡単で、「思いついたことを書く時に、どこに書くか迷う時間がもったいない」からです。書く場所を探すのがめんどうになって、書きたいことが書けない、というのが一番、僕としてはもったいないことだ、という意識が高校生のころから強かったです。これはたぶん、中学校の部活の先生が「サッカーの練習が終わったらとにかくノートを書きなさい」と言われて、メモすることの大切さを教えられたことが影響していると思います。

現在使っているロルバーンミニのメモはこんな感じです。

「高校生の時と変わらないじゃん!」というつっこみがありそうですね。

最近、スマホのフリック入力のしすぎか、もしくは僕のペンの持ち方が悪いせいか、親指のつけねが痛かったので、調べたら「ドケルバン病」という症状があったので、それについてメモしています。

最近は、1つのページにいろいろなテーマを混在させることは、あるにはあるんですが、かなり少なくなって、1つのページには1つのテーマのことを書くことが多くなっています。上の例では次のページも「ドケルバン病」のことが書いてあって、下の余白はもう少し何か情報があったら、後で書くために空けてあります。

この変化の一番大きな理由は、スマホへのメモが増えたことです。少し前まではロルバーンミニを開いて書いていたようなメモのうち、短い文章だけのメモについては、iPhone miniのSiriの音声入力を使って、メモ帳やリマインダーなどのアプリに入力することが増えたからです。

iPhoneへのメモは一時的に必要なメモであることが多く、保存する場合もありますが、破棄することも多いです。逆に言えばiPhoneへのメモはロルバーンに手書きするよりもさらに気軽にメモができていることになります。

おかげでロルバーンには、図を使ったりして考えるようなメモやテーマとして1〜2ページぐらいに発展しそうな思いつきを書くのに特化することができるようになりました。

なので、現在のロルバーンはページの消費は以前よりもかなりゆっくりですが、メモとしては密度が高い内容が多くなって、持ち歩いて開いて読み返す価値が高い、と自分では思える手帳になってきています。

文字のほうは高校生のころと変わらず、動画をみていただいている方にも、もしかしたら社会人とは思えない印象をもたれているかもしれません。でもペンの持ち方だけはなおしていきたいですね。

はがせるマーカーとしての6mmマステの活用法

昨日の記事に引き続き、僕の文房具ランキング第5位となったmtの「マスキングテープ6mm」のもうひとつの活用法をご紹介します。

それははがせるマーカー的な使い方です。僕は以前から大切なところに蛍光ペンを使うのがちょっと抵抗がありました。間違った色でマークしてしまったり、マークする必要がなくなったので消したいと思っても訂正が難しいというのがその理由でした。

最近だとフリクションライトの「こすると消える蛍光ペン」を使ったり、カンミ堂のフセンマーカーを使ったりと,いろいろ試行錯誤していますが、僕が一番最初に始めた方法が6mm幅のマステを使ってマークするというものです。

前回の記事でも書きましたが、ほんの1年前ぐらいまでのロルバーンミニの手帳術はとてもシンプルで、思いついたことをテーマに分けることなく時間軸の順でひたすら書いていくというものでした。

上の写真のように見開き2ページのなかに、4つの別々のテーマのことが書いてありました。メモするときに書くべき場所について迷うのがいやだった、というのが理由です。

思いついたことをメモし損なうということが、ほぼないというメリットがある一方で、検索性があまりよくなくて、どこに何を書いているかがちょっとわかりづいと、というデメリットもありました。

そこで思いついたのが、特に今考えるべき課題のメモのうち、同じテーマのメモには、メモの左横のスペースに6mm幅のマスキングテープを貼るというものでした。

たとえばオレンジ色のテープは「雨天時のサッカーの試合での注意ポイント」というテーマのメモだけに貼る、って感じです。このときに細いマステだと、書いてある文を隠すことがなくて邪魔にならないので、とても都合がよかったです。

別のページにある雨天時のサッカーについて書いた箇所の横にも、オレンジ色のマステを貼ってあります。こうするとページをぱらぱらめくるだけで、別の離れたページにある文章の内容がつながってくるし、自然と記憶にも残りやすかったのを覚えています。あと不要になったら剥がすことができたのも便利でした。

最近はこうした短めのメモはiPhoneの音声入力でメモアプリやリマインダーに入力することが多くなったせいか、ロルバーンミニに書く内容は、なんとなく1ページに同じテーマのことを書くことが多くなってきています。なので、こういうマステの使い方は今はやっていないんですが、そのうちまた復活することもあるかもしれません。