常に持ち歩けるシステム手帳って?理想の重さの手帳について考える

前回書いたように、僕が現在考える理想の手帳の重さは「iPhoneと同じかそれ以下ぐらいの重さの手帳」です。ただし、これはすべての人に当てはまるとかではなくて、僕のように「手帳が仕事の主役ではないけど、時々メモを書いたり参照したりしたいので、いつも持ち歩きたい」という条件で考えています。あと、重さだけではなくて大きさも大切になってきますが、今回は重さにしぼって考えていきたいと思います。

iPad Airを2年近く職場の往復で毎日のように持ち歩いたときには、職場で仕事関係のビデオを参照することが多かったので、必要だから持ち歩く、という感じでした。で、その後、現在は職場でiPad Proが置きっぱで使える環境になったので、必ずしも持ち歩く必要がなくなりました。そうなると、あえて持ち歩くとしたら、かなり「気合を入れて」持ち歩く必要があったと思います。現在は職場へは自分のiPad Airは持ち歩いていません。

紙の手帳でも同じようなことがいえると考えています。たとえば、僕が父親から借りて?使っているファイロファックスのウィンチェスター。えっ?使ってないんじゃ? そうですね。僕のYouTube動画では、ブログの下書きとか動画のアイデアを書くための「クリエイターブック」として使っていたけど、そのうち使わなくなって挫折した、というところまでしかお伝えしてませんでした。ただ、このブログを書いている2023年10月現在では、また別の目的で再起動して使い続けています。近いうちにその動画を出す予定なので、その用途についてはそちらで紹介します。

このウィンチェスターはたぶん20年以上前に生産されたもので、現在は販売されていません。(近年になって復刻版は出されたようです)。最近のおしゃれな手帳のイメージとはかなりかけ離れた無骨なデザインで、システム手帳の「The 原点」みたいな雰囲気をかもしだしています。材質は「REAL CARF」と書かれているので牛革ですね。

リフィルなどをすべてはずしてバインダーだけの重さを測ってみると239g。これだけだとそんなに重くは感じないんですが、この中にリフィルを入れていくと、けっこうズッシリきます。パーソナルサイズ(いわゆるバイブルサイズ)なので、大きさは比較的コンパクトで持ち歩くのに適したシステム手帳だと思いますが、これを毎日、バッグに入れて持ち歩く、となると、それなりの明確な目的がないと続かないかな、と思っています。

現在は、僕はこのウィンチェスターを週に2〜3回ほどリュックに入れて持ち歩いていますが、現在はかなり明確な目的があるので、今のところ、続けられています。ただ、毎日持ち歩くような手帳として使っているって感じではないです。

常に持ち歩くことに対して、ほとんどの人が負担に感じない情報系のツールは、たぶんスマホだと思います。僕のiPhone 12 miniは134g。miniなので特に軽いほうだと思います。最新のiPhoneではちょっと悲しいですがminiがディスコンになってるので、iPhone 15の重量を調べてみると171g。このくらいの重さだと、使わないとしても常に持ち歩くことに対して「気合を入れる」必要がないと思います。

今後はiPhoneを買うとしたらminiじゃないのを買う可能性も考えると、常に持ち歩ける理想の手帳の重さは170g以下。できれば150gより軽いとさらにいいかな、と思っています。こう考えると、ウィンチェスターはバインダーだけでも重量オーバーってことになります。もちろん持ち歩いて使ってはいますが、それは「目的を持って、気合を入れて」って使い方になります。僕がロルバーンミニをいつも持ち歩く感じとは違いますね。

前回も重さを測った僕のロルバーンミニは62gで、余裕で170g以下をクリアしました。 現在使っているミニとひとつ前のミニを合わせても111gなので、数年前まで、僕がよくロルバーンミニを2冊持ち歩いていたのを思い出します。やっぱり思い出しても重さが負担になったという記憶はありません。

もっと小さいノートや手帳もあるので、それらならもっと軽いんじゃない?っていうのはあると思いますが、あまりにも小さいと1ページに書ける量が少なすぎたりして、別の我慢が必要になってきます。か僕の場合は、使い勝手や機能面を考えるとロルバーンミニの大きさは必要だと思っています。軽ければ軽いほど、小さければ小さいほどいい、ってわけではないかもしれません。

今年に入ってから、持ち歩く頻度が増えたり減ったりしているシステムダイアリー。今年の8月ぐらいに、無印良品のファイルボックスやシステムダイアリーのサブバインダーを購入してから運用がうまく行くようになり、それ以降はまた持ち歩く頻度が増えています。リフィルを入れた状態で重さを測ると127g。リフィルの量によっては重さが変動しますが、170gまではかなり余裕があるので、こちらも無理なく持ち運べる理想的な重さといえます。

次の僕のYouTube動画で説明しますが、それまではロルバーンミニとシステムダイアリーを両方とも職場に持って行くことが多かったんですが、今年8月半ば以降は、職場にはシステムダイアリーだけを持って行き、それ以外はロルバーンミニを持って行く、というように、場所による使い分けを始めました。これがなかなかうまくいっています。なので、持ち歩く頻度としては、今はややこのシステムダイアリーが上回っていますが、負担なく持ち歩ける軽さのおかげもあると思っています。

次は僕の「超手帳」であるB5ルーズリーフ。バインダーはコクヨの「ノートのように使えるバインダー」のB5サイズを使っています。こちらもふだんのリフィルの量で測ってみると156g。なんとこちらも170g以下をクリア。iPhone 12 miniよりちょっと重いぐらいですから、重さでは理想の手帳といえます。ただポケットに入るような大きさではないので、サイズがネックになる場合はあります。

子どもの頃から、父親が買ったけどあんまり使ってなかったウィンチェスターを見ていたので、システム手帳っていうと大きくて重たい骨董品みたいなイメージがありましたが、そんな僕がほぼ毎日使いでシステムダイアリーを、そして毎日ではないですが、ウィンチェスターを使うことになるとは、昨年までは考えていませんでした。特にシステムダイアリーの軽さを経験したことが、僕のシステム手帳への苦手意識を取っ払ってくれたと思っています。

結論として、使う頻度や用途に合わせて手帳のサイズや重さを選ぶようにすれば、長く無理なく続けていけるかな、と今は思っています。